車で20分強で行けるWisley,
私が最も足しげく通うガ-デン。
ガ-デンデザインの学校に通っている間は、図書館にも随分お世話になりました。
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Rock Garden |
Wisleyは植物の名前を正確に、そして見易く表示していて、園芸学を勉強している人や植物の正式名称(ラテン語名)を知りたい人にはとってもありがたいガ-デン。
もちろんデザインを学んでいる人、興味ある人にとっても魅力ある所です。子供と一緒に行っても楽しめます!
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Achillea 'Credo' |
Cottage Garden に憧れてイギリスに来た私も、
数多くのガ-デンを見学し、デザインを勉強するうちに、
理想とする庭に対する考えが変わってきました。
今まで気づかなかった自分の好みも、はっきりしてきました。
Wisleyには様々なスタイルのガ-デンがあろので、
自分の好みのスタイルを見つけるのにも役立ちます。
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Trials Field |
右の写真は植物試験場の様子です。一つの植物でもこんなにバラエティ-があるんだと、素直に感心してしまいます。奥にA3(高速道路)が走っていて騒音がひどく、ここはいつもガ-デナ-が黙々と働いている姿を見かける以外、ほぼ無人状態。
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AGM Borders |
AGMというのはAward of Garden Meritの略。いわば、ガ-デンに植えるのに優秀な植物であるとRHSから認められた称号のようなものです。そのAGM Plantsで構成されたBorderが左の写真。優秀な植物が集まっているわけですから、見てお得・知ってお得のお勧めスポットです。きっと自分の庭に合う植物を探すことが出来るはず。
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Perennial Meadow |
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Fritillaria imperialis |
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Allium 'Purple Sensation' |
ここの図書館はRHSのメンバ-なら誰でも無料でLibrary Cardを作ることが出来、そのカ-ドがあれば本を借りられます。ガ-デン関係の本や雑誌がずらっと並んでいる本棚、ワクワクしますよ。
本を借りたり、読んだりするだけでなく、PCを使って特定の植物がこのガ-デンのどのエリアの何番ベッドに植わっているのかを調べることも出来ます。先生が授業で取り上げたあの植物は実際、どんな植物なのか?現物を見てみたい!というニ-ズに応えてくれる、優れもののシステムです。
ここのBook Sale もお勧め。このライブラリ-で必要なくなった古本を売りに出すのですが、本によってはかなりのお買い得価格が付けられています。アマゾンで買うより状態がわかる分、安心して買うことが出来ます。
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Glasshouse Border in April |
左の写真以降は私が今、最も注目している
Piet Oudolf のデザインしたBorder。私の第一回目のブログでご紹介したBury Court Gardensと同じデザイナ-です。ここWisleyで私の一番好きなところ。季節によって様相がガラッと変わるので、何度行っても楽しめます。
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Glasshouse Border in July |
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Glasshouse Border in August |

このBorderはRHSが、よりナチュラルに、そしてコンテンポラリ-なデザインを求めPiet Oudolfにデザインを依頼しました。果樹園からGlasshouseへと続く150mのなだらかな坂に、このデザイナ-独特のDouble Borderがあります。ここにはよくイギリスのガ-デンに見られるHedgeもなければ、Wallに囲まれているわけでもありません。Borderの背景として、様々な種類のShrubを利用しています。そうすることで、主役である宿根草とより多くの色のコンビネ-ション、高低差を活かした組み合わせが生まれます。宿根草の種類だけでなく、Plantingの方法にも一味あり。違う種類の宿根草同士を混ぜて植えています。当然ながら、これにはメインテナンスや花期の違いも考慮に入れる必要があります。一見、典型的なEnglish Borderより、大雑把な印象を受けるでしょうが、計算しつくされたBorderなのです。
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