Sissinghurst初の試み
「ガ-デナ-達による冬の手入れを公開&ヘッドガ-デナ-によるレクチャ-」
このイベントにFlying Usagiさんと参加してきました。
このイベントはSissinghurstの一般公開が終了し、来シ-ズンのための準備に入ったその様子をみせてくれるという、ガ-デン愛好家にとっては垂涎の催しでした。内容は大きく分けると、芝生、Hedge、宿根草ボ-ダ-、バラの4項目。それぞれのスペシャリストが実際に手入れしている現場を見学し、説明を受けました。
ヘッドガ-デナ-のAlexis Datta 普段は見ることの出来ない温室の中も案内してくれました |
重しの付いた糸を垂らして Hedgeを直立に仕上げる |
17年間ここの芝生を担当しているTroy Smit
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芝生に関しては、条件が日本とは違うので参考になり難いかもしれません。共通の悩みとしては、やはり雑草でしょう。芝生が元気であれば、雑草が交じることも少ない、そして芝生を元気に保つには、土中に空気を入れてあげることが大切。肥料や水だけではなく、芝生に穴をあけて空気を入れることがポイントだそうです。
ここまで高くなると、つるバラの剪定は恐怖心との戦いではないでしょうか?はしごの根元をみると、きちんと滑り止めが施されていました。バラを植えるときは、剪定や肥料をあげるときのスペ-スを考えておかなければならないことをお忘れなく!
バラの仕立て方についても説明がありました。バラを広げるように仕立てるのに使われているのは、栗の木の枝をア-チ状に曲げたもの。バラの枝を丁寧に栗の木に誘引しています。腐り難い栗の木は、ここSissinghurstに生えているものを使用しているそうです。
上の写真はホワイトガ-デンの様子。目玉でもあるRosa mulliganiiは以前より枝振りが貧弱になってきたので、ド-ムの反対側にもう一本植えてあります。世代交代の日が近づいているのでしょう。
宿根草担当のガ-デナ-もこの時期は大忙し。ポットにはカバ-をかけ、寒さによるひび割れを防ぎます。ウサギ除けには小枝を使って植物を守ります。ダリア類等寒さに弱い植物は掘り上げ、グラスハウスに移動させます。それにもちろん土に栄養をあげたり、マルチングしたりと今が春先の次に忙しい時期というのも納得です。
ゲストのいないガランとしたSissinghurstを見られただけでも貴重な機会でしたが、有意義なお話も聞けたし、ランチもおいしかったし、大満足の一日でした。きっとこのイベント、大好評につきこれからも度々催されるのでは?期待しましょう!
それぞれのスペシャリストから話を聞いて、来シ-ズンここに戻ってくるときには、今までよりもっと楽しめそうな気がします。
Sissinghurstの詳しい情報はこちら↓ ここからEventをチェックすることができます。
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