Victoria & Albert Museumと
National Portrait Galleryで館長を務めた
Sir Roy Strongのプライベ-ト・ガ-デン、公開!
Sir Roy Strong |
さて、このLaskett Garden、「美術館ガ-デン」のような印象を見る人に与えます。それもそのはず、右写真のヒゲの立派な初老の男性は、14年間Victoria & Albert Museumの館長をされていた大美術史家で、彼が妻(Julia Trevelyan Oman、舞台芸術家、ロイヤルオペラハウスのバレエ、くるみ割り人形の舞台も彼女の作品の一つ、2003年に他界)と共に作り上げたフォ-マルガ-デンなのです。
ビクトリア女王と アルバ-ト公に挟まれたSir Roy |
V&A Museum Temple V&Aの館長を辞するときに贈られた 記念プレ-ト(左の写真) ユニ-クな贈り物ですよね。 テンプルの壁に飾られています。(上の写真) |
Rose Garden |
Covent Garden |
Birthday Garden |
Ashlon Arbour |
夫妻がこの土地を買い求めたのは1973年。引っ越した直後は、ガ-デンを作ろうとは考えていなかったそうです。けれども隣の農家が土地を手放すことになり、それを機に敷地を広げてガ-デン作りをスタ-ト。潤沢な資金も労働力も無く、その上、ロンドンでの仕事が大変忙しかった二人が時間をやり繰りして、都会の喧騒、仕事のストレスから離れるために自分たちの世界を創ろうと、庭造りに打ち込むことになりました。
庭造りのポイントは空間をコントロ-ルすること。光と影のコントラスト、色やテキスチャ-の組み合わせを考えること。花は庭の構造の装飾である、とRoyは考えています。一方Juliaは、植物そのものを愛し、60種類のリンゴの木をはじめとする植物の収集に情熱を傾けました。
限られた資金で自分たちの理想の庭を造ろうと、様々な箇所に工夫を凝らしました。タイルの代わりに割ったせとものを使用し、トレリスやパ-ゴラもカタログの取り寄せ品を使用しています。苗木も小さいものを植えて成長するまで辛抱強く待ち、オ-ナメントも購入する余裕ができるまで、場所をキ-プしておき、庭のデザインをしたそうです。
Meldar Tunnel |
http://www.myles-lea.com/
冒頭で触れたクラスメ-トの友人の画家のサイトです。イギリスの邸宅やガ-デンの絵を描いています。このLaskett Gardensを始め、以前に紹介したHighgroveやThe Manor Houseの絵もサイトで見る事ができます。とても雰囲気のある絵を描く画家です。
Kitchen Garden |
私個人の趣味としてはこれだけ沢山のオ-ナメントは多すぎる気がしますが、確かにLaskett Gardensには熱い思いが凝縮されているのでしょう。各ガ-デンに与えられた名前や、各記念碑、また亡くなった愛猫のモニュメント迄にも、オ-ナ-の愛情が注がれていて、見る人にそれが伝わってきます。
このガ-デンの詳しい情報はこちら↓
http://www.thelaskettgardens.co.uk/
http://www.thelaskettgardens.co.uk/
像が好きなバルトに見せたい庭ですね。
返信削除綺麗なガーデンですね。これだけのものを空いた時間で夫婦二人で創ったなんて凄いですね。
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