

Lime WalkはSissinghurstの中で唯一、Haroldが独りでPlantingも担当したセクションです。簡単にこのガ-デンの歴史に触れてみましょうか。ここはVita とHaroldの二人が結婚して、荒れ果てた土地を買ってガ-デンを作り上げたという経緯があります。当時、この土地を買うかどうかで迷ったことが分かる手紙が残っています。「この土地の値段は£12.000、でも更に£15.000はかかるだろう」とあります。かなり荒れていたことが伺えます。この夫婦は子供を成し、ガ-デンを作り上げるという共通目的は持っていたものの、決して仲の良い普通のカップルだったわけではありませんでした。(お互いに同性に興味があったということです)
このLime Walk以外のほとんどの庭で、Haroldがハ-ドを、Vitaがソフトを担当してこのSissinghurstを作り上げました。



Nutteryも又、春には特別な表情を見せてくれるガ-デン。
季節によってガラッと雰囲気が違うのがお分かりになると思います。
←春先はブル-ベルやその他、背の低い球根類で埋め尽くされます。

私はシダの新芽を見るのが大好きです。フレッシュな緑色の葉の先がくるっとなっているのが、なんともかわいらしくて。赤ちゃんが手をグ-の形にしている感じでしょうか?
秋は木々の葉の色も変わり、シダも茶色に変色して、全体に落ち着いた色合いに。(写真右)
これまた趣があって、シャッタ-押したくなりますよね。
今回は春先の様子をメインにご紹介しましたが、次回はハイシ-ズンのSissinghurstを取り上げたいと思います。お楽しみに。
Sissinghurstについて書かれた良い本をご紹介します。
'Gardening at Sissinghurst' by Tony Lord
ISBN 978-0-7112-0991-6